1: レコバたんヽ(゜∀。)ノφ ★ 2013/10/30(水) 03:13:33.18 ID:???0
UAEで開催されたU-17ワールドカップで快進撃を披露したU-17日本代表。成績もさることながら、“偽9番”を置く4-3-3の布陣を採用し、最終ラインから丁寧にパスを繋いでゲームをコントロールするスタイルはバルセロナを彷彿とさせるもので、そのスタイルを称賛し、彼らの将来を期待する声は後を絶たない。確かに攻撃サッカーは現代サッカー界のスタンダードとなりつつあり、似たような戦術を採用するチームは日本でも増えている。だが、育成世代でバルサ流に代表される特殊な戦術に固執しすぎると、思わぬ“落とし穴”にはまる可能性もある。
バルサは下部組織からトップチームまで、一貫して4-3-3の布陣を採用し、ポゼッションを高めた攻撃的なスタイルで戦っている。これはすべてトップチームに人材を送り込むため、トップ昇格を果たした選手をスムーズにチーム戦術に順応させるための措置であり、トップチームに所属するカンテラーノの多さを見れば、その機能性は評価されてしかるべきだ。しかし、トップチームで成功をつかめず、他のクラブに移籍した選手の動向を見ると、一つの問題点が浮かび上がってくる。バルサのサッカーしか知らずに育ってきたため、他の戦術では機能しづらい傾向にあるのだ。
逸材と言われたボージャン・クルキッチ(現アヤックス)やガイ・アスリン(現エルクレス)の現状を見れば一目瞭然。バルサのトップチームにいればそれなりの活躍ができたかもしれないが、今は欧州サッカー界のメインストリームからは外れている。もしシャビがキャリアの半ばで他のクラブに移籍し、そこでは中盤をフラットにした4-4-2の布陣がもっぱら採用されていたとしたら、どうなるだろうか。今のような稀代のゲームメーカーに成長していなかった可能性が高い。
つづく
文●池田敏明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00144553-soccerk-socc
バルサは下部組織からトップチームまで、一貫して4-3-3の布陣を採用し、ポゼッションを高めた攻撃的なスタイルで戦っている。これはすべてトップチームに人材を送り込むため、トップ昇格を果たした選手をスムーズにチーム戦術に順応させるための措置であり、トップチームに所属するカンテラーノの多さを見れば、その機能性は評価されてしかるべきだ。しかし、トップチームで成功をつかめず、他のクラブに移籍した選手の動向を見ると、一つの問題点が浮かび上がってくる。バルサのサッカーしか知らずに育ってきたため、他の戦術では機能しづらい傾向にあるのだ。
逸材と言われたボージャン・クルキッチ(現アヤックス)やガイ・アスリン(現エルクレス)の現状を見れば一目瞭然。バルサのトップチームにいればそれなりの活躍ができたかもしれないが、今は欧州サッカー界のメインストリームからは外れている。もしシャビがキャリアの半ばで他のクラブに移籍し、そこでは中盤をフラットにした4-4-2の布陣がもっぱら採用されていたとしたら、どうなるだろうか。今のような稀代のゲームメーカーに成長していなかった可能性が高い。
つづく
文●池田敏明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00144553-soccerk-socc
【U-17日本代表に見る、若年代の“バルサ化”を手放しで喜べない理由とは?】の続きを読む