この試合で決勝点をマークしたのは、先週嬉しい移籍後初ゴールを決めた"天才"小野伸二!
1-1と同点で迎えた77分、左サイドを抜け出した荒野拓馬の折り返しにボックス内へ勢いよく飛び込み左足で合わせた。
札幌は小野の2試合連続ゴールで連勝。勝ち点を48に伸ばして9位に浮上し、昇格プレーオフ進出に望みを繋いでいる。
ところで小野が決めたこのゴールの形、どこかで見覚えがないだろうか?日本代表サポや小野伸二のファンならお分かりであろう、「日本代表史上最も美しいゴール」の1つにも数えられるあのゴールにちょっと似ていたのだ。
【ハイライト】コンサドーレ札幌×ツエーゲン金沢「J2リーグ 第36節」
http://www.youtube.com/watch?v=TMCYcDo-da4
時は2004年6月1日、中国で開催されるアジアカップを間近に控えたジーコジャパンが、
英国に乗り込みイングランド代表と対戦した試合だ。
日本代表は前半、エースのマイケル・オーウェンに先制ゴールを許した。
しかし53分、中盤でテンポよくパスを繋ぎ、中央の中村俊輔からイングランドの主将デイヴィッド・ベッカムの
裏を突いた三都主アレサンドロへ絶妙なスルーパスが供給されると、ダイレクトでの折り返しに飛び込んだのは
小野伸二!
当時ボランチへ本格的にコンバートされた小野だが、2、3列目からの飛び出しは得意とする形だった。
この場面でもDFが久保竜彦に引き付けられ空けてしまったスペースに巧く入り、
三都主からの折り返しを右足の内側で正確に流し込んだのである。
当時のイングランド代表は何とも華やかだ。懐古主義か?いやいや、この試合に先発したのも守護神
ジェームズ以下、DFにギャリー・ネヴィル、テリー、キャンベル、アシュリー・コール、中盤にベッカム、
スコールズ、ランパード、ジェラード、FWには若き日のルーニーとオーウェン…錚々たるメンバーである。
そんな相手に日本は小野のこのゴールで1-1と引き分けた。たかが親善試合かもしれない。
しかし強豪相手にアウェイで、完璧に崩した流れからの鮮やかなゴールは「日本代表史上
最も美しいゴール」の1つとして語り継がれていくことだろう。
今回、J2で奪ったゴールは何本もパスを繋いだものでもなければ右足のシュートでもなかったが、
10年以上の歳月を経て、再びあの歓喜を蘇らせてくれるそんなワンシーンであった。
小野伸二 日本史上最も美しいゴール 日本vsイングランド 親善試合 2004/06/01
http://www.youtube.com/watch?v=7rmdCQtRbvo
http://qoly.jp/2015/10/11/consadole-sapporo-shinji-ono-goal-vs-zweigen-kanazawa?part=2
【小野伸二が11年前の“あのゴール”を彷彿とさせる2戦連発弾!】の続きを読む