Ｊ１・Ｇ大阪、Ｊ２・Ｃ大阪の両クラブを起用した国勢調査のインターネット回答スタート啓発ポスターが、
「ガンバとセレッソで貼られる場所が違うらしい」とＴｗｉｔｔｅｒなどのネットで話題となっている。

大阪府は１０月に実施される「平成２７年国勢調査」を前に、両チームを起用した啓発ポスターを、９月７日から順次、関西の鉄道駅広告や車内中吊り広告で掲出する。
まだ貼り出される前だが、一部サポーターはすでに注目している格好だ。

今回のＰＲで特徴的なのは、すでにネットで盛り上がっているように、ポスターが貼り出されている電車の路線を、それぞれのクラブの“地盤”に合わせたことにある。
Ｇ大阪のホームタウンの北摂地区を走る阪急に加え、京阪、阪神の各線では日本代表ＦＷ宇佐美らを起用したガンバカラーの青が基調のポスター。

Ｃ大阪のホームタウンである大阪市、堺市を走るＪＲ環状線、南海に加え、近鉄の各線では、日本代表ＭＦ山口らを起用したセレッソカラーのピンクが基調となっている。
なお、ＪＲ大阪駅などでは両バージョンとも貼り出される予定だ。

国勢調査は今回から、パソコンやスマートフォンを利用したオンライン調査方式が先行して全国展開され、オンライン調査で回答のなかった世帯のみ、
調査員による調査票の配布、戸別回収、郵送による調査票の提出が行われる。このため、府民への周知が大きなテーマとなっている。

大阪府総務部統計課は両クラブを起用した理由について「クラブ側からの要望もあり、ホームタウン（を走る電車）に合わせて両クラブを起用した。
Ｇ大阪は普段から府政に協力いただき、府民にも愛されたチーム」と説明している。

両クラブは今季、カテゴリが違うためリーグ戦での対戦はなし。
唯一対決の可能性があった天皇杯は、Ｃ大阪が１回戦でＦＣ大阪に敗れたため両クラブによる年内の“大阪ダービー”はなくなった。

終盤戦へ向け、Ｇ大阪は国内主要３タイトルだけでなく、ＡＣＬ、さらにアジア王者としてクラブＷ杯出場を目指す。
Ｃ大阪も１年でのＪ１返り咲きへ自動昇格圏（２位以内）に勝ち点３差の３位（９月１日現在）と好位置につけており、ピッチからも目が離せなくなっている。

【中吊り広告】

▼Ｇ大阪　阪急（千里線、宝塚線、京都線、箕面線）、京阪（京阪本線、中之島線、交野線）、阪神（阪神本線、阪神なんば線）

▼Ｃ大阪　近鉄（大阪線、南大阪線、奈良線）、南海（南海本線、南海高野線）、ＪＲ環状線

　【駅貼り広告】

▼両クラブ　大阪駅南口ジャンボ４、ＪＲ大阪駅、京橋ジャンボ４

▼Ｃ大阪　ＪＲ難波駅、天王寺ジャンボ８、ＪＲ天王寺駅、ＪＲ京橋駅

2015年9月1日18時1分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150901-OHT1T50133.html

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