来年のブラジルＷ杯出場を決めたサッカー日本代表は６日夜、Ｗ杯アジア最終予選イラク戦（１１日、ドーハ）
に向け出発。豪州戦の激闘から一夜明け、５日の会見後に選手は解散。出発までわずかな自由時間が与えられた。
何しろ、コンフェデ杯（１５日開幕、ブラジル）が終わるまでは休みなし。
たとえ１日でも、つかの間の休息で英気を養いたいところだ。しかし、そうそうハメを外すわけにもいかない。
パパラッチという“やっかいな敵”がいるからだ。

　「分かっていますよ。今、撮られたら終わりですからね。みんな十分に自覚しています」
と話したのはある若手選手。

　かつては、代表選手が派手に夜の街を闊歩（かっぽ）する姿が撮られた。しかし最近は、
個室付きの会員制レストランを利用するなど、選手側も“対抗”。それでもパパラッチ軍団は、
選手らがよく訪れるカラオケ店などもリストアップして待ち受けるなど、イタチごっこは今も続く。

　妻帯者は別として、ザックジャパンのターゲットは女性人気ナンバーワンのＤＦ内田篤人（２５）＝シャルケ＝や
主将の長谷部誠（２９）＝ウォルフスブルク＝ら。

　ただし、いくらパパラッチの目をかいくぐっても、フェイスブックやツイッターなどのＳＮＳは逃れようがない。
ＦＷハーフナー・マイク（２６）＝フィテッセ＝が女性といるところをショップ店員がツイートし、
大騒動に発展したこともある。ことしも、花見を楽しんでいたザッケローニ監督（６０）が一般人に動画で撮影され、
「ザックさん発見！」というタイトルで動画サイトに流されている。

　出発直前、さえない表情や不機嫌な選手がいたら、写真週刊誌やＳＮＳにやられた可能性があるかも。
　（夕刊フジ編集委員・久保武司）

http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20130607/soc1306070710001-n1.htm